増築は自分で自由にできるのか?(申請は?広さに制限は?)
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「増築」とは、建物を建て増しすることです。
そもそも、建築物を建築する際には、建築基準法やその他関係法令に則り、施工をします。
これは増築に関しても同じです。
増築に関しても、建築基準法やその他関係法令に則った施工をすれば問題はありませんが、新築と異なり、より注意すべき点があります。
注意点(1) 10㎡を超える増築では建築確認申請が必要
10㎡を超える増築を行う場合、建築確認申請が必要となります。新築工事のように図面の作成等が必要となります。
注意点(2) 建ぺい率、容積率や斜線制限に注意
建ぺい率、容積率というのは、敷地面積に占める床面積の割合のことです。また、斜線制限は隣接地や道路に一定の日陰を生じさせないための制限です。新築時に
は守られていた制限が、特に建築確認を申請しない増築などが原因で制限をオーバーしてしまう可能性があります。増築時には、土地を購入した際の重要事項説明書を読み返して、
建ぺい率や容積率といった制限を確認しましょう。
注意点(3) 構造をしっかりと確認したうえで増築をしましょう
平家建てから2階建てへの増築には注意が必要です。平家部分の構造をしっかりと判断したうえで、増築を行わないと、建物に歪みが発生したり、耐震性が悪くなったりします。
また、平家部分の屋根周辺も、増築後に雨漏りの原因になりますので、注意が必要です。
リセットハウスでは、増築が行われた建物である場合、どのように増築されたかをしっかりと確認します。
増築部分の構造に不安がある場合には、補強をしたり、時には増築部分をそっくり解体してしまうこともあります。
また、建ぺい率や容積率に違反して増築された物件を買い取るケースもあります。そのような場合には、関係法令に違反しないように減築(部分的な解体)を行い、
新しいオーナーさんへ販売するときにはしっかりと法令に基づいた物件となっています。
増築に限らず、建物についての疑問や不安がございましたら、リセットハウスまで、どうぞお気軽にご相談ください!