屋根について(強度とメンテナンス)
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4.屋根の耐久性、メンテナンスコストは?
新築住宅、中古住宅を問わず住宅の屋根は定期的にメンテナンスが必要となるものです。
今回は屋根の種類とその耐久性とメンテナンスについてご説明します。
1:日本瓦 日本で古くから使われている屋根材で、比較的高価です。
・強度・耐久性 ・・・・・ 厚みがあり強度があるが割れることがある。耐久性は50~100年と非常に優れています。
・メンテナンス ・・・・・ 日本瓦自体には基本的に不要で、木部等は一部メンテナンスが必要です。
2:セメント瓦 ・・・・・ 見た目は日本瓦に似ていて、日本瓦より軽く塗装も出来ます。
・強度・耐久性 ・・・・・ 比較的強度はあるがやや割れやすい。耐久性は30~40年でも大きく劣化しません。
・メンテナンス ・・・・・ 15~20年での塗装が必要になります。
3:化粧スレート 現在日本で最も多い屋根材と言われ、比較的安価な屋根材です。
・強度・耐久性 ・・・・・ 風や地震や落雪などで非常に割れやすい。20~25年程度でやや劣化します。
・メンテナンス ・・・・・ 10年程度で塗装や棟板金交換等が必要で、屋根材は安価だが頻繁のチェックが必要です。
4:トタン 比較的古い建物に多い屋根材で、スレートの次に安価です。
・強度・耐久性 ・・・・・ サビが出ると強度が下がり、10~20年で劣化します。
・メンテナンス ・・・・・ 10年前後で補修や塗装が必要になります。
5:ガルバリウム鋼板 トタンより錆びにくくスレートより高価です。
・強度・耐久性 ・・・・・ 30~50年でも大きく劣化しません。
・メンテナンス ・・・・・ 基本的にメンテナンス不要です。
住宅の屋根のメンテナンスはその種類や自然環境やメンテナンス頻度により耐久性とコストが変わります。
屋根のメンテナンスは雨漏りなどの重大な欠陥に繋がる大事なものです。種類構造を問わず定期的なメンテナンスは、建物の価値の維持向上につながります。