お湯の色が青い?バスルームに起きた異変
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お風呂のお湯が青い?
「入浴剤を使ってないのにお湯が青く見える」
「お湯の色が青く見えるようになりました」
「浴槽に青い付着物がつくようになった」
こういった経験をされている方も少なくない様ですが、
原因として考えられるのは下記の2つです。
①光の反射
お風呂の水が青く見える現象の原因と考えられる「光の反射」が考えられます。
これは、海の水が青く見えるのと同じ理由で、水に光を当てると赤い光が吸収されて青い光が散乱されるため、水が青く見えるのです。
②銅せっけん
「銅せっけん」は、給湯器や配管などの銅製部分から溶出する「銅イオン」と、せっけんや人のアカに含まれる「脂肪酸」が反応して発生します。
この「銅せっけん」がさらに空気に触れると青くなり、浴室、浴槽内に付着、蓄積すると青色が目立つようになるのです。特に、自然冷媒ヒートポンプ給湯器(電力会社やメーカーなどでは「エコキュート」の愛称で呼ばれています。)に多く見られるような貯湯タンクのある給湯器の場合、銅と水との接触時間が長く、銅イオン濃度が高くなる傾向にあると言われています。
なお、「銅せっけん」は水に溶けない性質のため、水そのものが青くなっているわけではありません。「銅せっけん」が付着した部分の青色が、あたかも水が青くなっているように見せているのです。
銅せっけんの発生を防ぐには、浴槽内、タイルなどを毎日清掃し、せっけんなどに含まれる脂肪分をきれいに洗い流すことが効果的です。また、脂肪分を含むせっけんからボディーシャンプー(脂肪酸ナトリウムや脂肪酸カリウムを含まない合成洗剤系のもの)に替えることでもこの現象が改善される可能性があります。なお、水や湯を流しているうちに、銅管の内面が亜酸化銅で覆われ、銅イオンは溶出されにくくなりますので、年月の経過に伴い改善される可能性があります。
【参考】