大掃除の後は!お正月飾りのあれこれ
- SHOP 長岡支店
投稿日:
大掃除の後は!お正月飾りのあれこれ
年末になると、門松やしめ飾りなどがお店や民家の玄関先にちらほら見られるようになります。 我が家でも毎年ささやかながらしめ飾りや鏡餅を飾っていました。 でも一体どんな意味があって飾るのか?そもそも「正しい作法」ってあるの?と聞かれると、意外とちゃんと知らないことが多い・・。良い機会なので、ちょっと調べてみました。
お正月飾りはなんのために飾るの?
お正月にお飾りをしたりご馳走を用意してお祝いしたりするのは「年神様」をお迎えするためだそうです。そして、お正月飾りの役目は訪れてくれる神様に対して目印と場所を作ること。
なんと、お正月は年神様が家に来てくれるらしい・・。年神様とは、毎年正月に各家にやってくる来訪神のこと(家を守ってくれる祖先の霊の集合体とされることも)。お正月飾りは、この年神様を歓迎する意思表示でもある、結構重要な存在だったんですね。
お正月飾りとは
ではお正月飾りとはどんな種類があるのでしょう?wikipediaで調べただけでも、これだけの種類が出てきました。
・門松、松飾り
・注連飾り・注連縄
・玉飾り
・餅花
・輪じめ
・鏡餅
・破魔矢 etc...
こんなにそろえないとダメなの?結構大変・・。出費も痛い。安心してください。全部じゃなくても大丈夫です!
色々と調べた結果浮かび上がってきた『これは飾りたい!ベスト3』をご紹介します。それぞれが持つ意味や、飾る時期についても参考にしてみてください。
お正月飾りとそれぞれの意味
●門松・松飾り
松は「祀る」「待つ」などの意味や、いつまでも緑色であることから縁起が良いとされ、年神様が各家庭に訪れる際の依代(目印)となるそう。注連縄や注連飾りだけでもダメではないですが、意味合いから考えると目印となる松は優先的に飾りたいところです。とはいえ門松はハードルが高い・・でも大丈夫です!花屋で門松用の松を2本買って玄関の左右に飾るだけでもOKです。
◆飾る時期:12月13日以降~1月7日、もしくは1月15日まで※地域による
◆避けたほうが良い日:12月29日(二重苦、苦待つに通じる)、12月30日・31日(一日飾り、一夜飾りと言い、神をおろそかにするとされる)
※飾る日は12月28がおすすめ!
「28」の八は末広がりのある数字で縁起が良いとされています。
●注連縄(しめ縄)・注連飾り(しめ飾り)
注連飾りは、清浄な場所であることを示すもの。厄や禍を祓う結界の意味を持つ。神様に「ここから先は清浄な場所です」とお知らせする役割や、歓迎の意思表示を示すとされているそうです。こちらもかなり大事な役割です。郵便屋さんやお客様たちにお正月の雰囲気を楽しんでもらうだけのものではなかったんですね・・。
◆飾る時期:12月13日以降~1月7日、もしくは1月15日まで※地域による
◆避けたほうが良い日:12月29日(二重苦、苦待つに通じる)、12月30日・31日(一日飾り、一夜飾りと言い、神をおろそかにするとされる)
●鏡餅
鏡餅は、年神様へのお供え物であり依代となるもの。年神様が家の中に入ったあとに過ごす場所だそうです。まさかお餅にそんな役割があったなんて・・知りませんでした。神様が過ごす場所なので、鏡餅のまわりも少し華やかにしたいところです。間違えてゴロゴロ転がしたりしないよう大事に扱いましょう。 また、鏡開きの日にこのお餅を食べることで、神様の力を分けてもらえるとか。俄然、鏡開きを実行したくなってきました。
◆飾る時期:12月13日以降~1月11日の鏡開きまで
◆避けたほうが良い日:12月29日(二重苦、苦待つに通じる)、12月30日・31日(一日飾り、一夜飾りと言い、神をおろそかにするとされる)
いつまで飾る?処分の方法は?
●お正月飾りをしまう時期
門松・注連飾りをしまうのは、神様が滞在する「松の内」を過ぎてからとされています。松の内の時期は地域によって異なりますが、一般的には1月7日が多いようです。小正月の風習が残っている場所は1月15日まで。1月7日の場合、七草粥を食べた後が外すタイミング。お住まいの地域はどうなのか、この機会に調べてみると良いでしょう。
●処分方法
お正月飾りの処分方法は、神社でのお焚き上げやどんど焼きが一般的です。神社へ納める場合は、大き目の半紙や新聞紙に包んで指定の場所へ置きましょう。神社によっては受付をしていない場合や、受付期間が決まっている所もあるので、事前に確認しておくと安心です。どんど焼きが行われている地域であれば、持って行って焼いてもらうと良いでしょう。
≪自宅での処分≫
どうしても忙しくて上記の方法が難しい!という場合は、家庭ゴミとして処分することも可能です。その場合はきちんとお清めをすると良いです。
1.大きめの紙(半紙や新聞紙)にお正月飾りを置く
2.左→右→中央の順番で3回塩をかける
3.お正月飾りを紙でくるんで処分する
●鏡餅をしまう時期と処分方法
鏡餅は1月11日の鏡開きの日まで飾ります。処分方法はずばり鏡開き!鏡餅を食べることで、一年間を無病息災で過ごせると言われています。刃物は避け、木槌などで割ってからおいしくいただきましょう。
●お正月飾りは再利用OK?
お正月飾りの再利用については、特に決まりはないようです。個人の気持ち次第ということで、再利用したからと言ってバチが当たるということはありません。お正月飾りは元々「年神様」のために用意するもの。毎年新しいものを用意するのも、良いものを買って心をこめて手入れして長く使うことも、どちらもおもてなしだと思います。大事なのは心をこめること!これに尽きるのではないでしょうか。
意外と楽しい!お正月飾り
昔は12月13日を"正月事始め"といって31日までに全ての準備を終えていたそうです。現在ではクリスマスなどの行事もあるので、12月26日頃~12月28日を目安に準備を進めると良さそうです。お正月飾りに関するスケジュールを記入したカレンダーを載せておきますので、ぜひ参考にしてみてください。
大変な大掃除をやり遂げた後だからこそ、お正月の飾りつけは一段と楽しいもの。(体験談) 最近では100円均一や雑貨店などでもお正月飾りを扱っています。リーズナブルで華やかなものも増えているので、選ぶのも楽しいです。 がんばって家をキレイにした後は、少し華やかにお飾りをして、新しい年(年神様)を大歓迎しましょう!!
それでは皆さま、良いお年をお迎えください。